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    <title>TATAMO! ナレッジ</title>
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    <updated>2010-12-22T08:31:18Z</updated>
    
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    <title>Vol.5八代の大地と水と光、そして人が育むイグサの一年</title>
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    <published>2010-12-15T06:25:06Z</published>
    <updated>2010-12-22T08:31:18Z</updated>
    <summary>私たちにとって畳は身近にある素材。でも畳の原料となるイグサがどのように成長しているのか知っている人はどれだけいるだろうか。イグサの苗が 160センチ近くまで育つには一年以上かかるそうだ。今回はイグサが成長するまでを追いかけてみたい。</summary>
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        <name>Tatamo</name>
        
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        <![CDATA[<h2 id="section1"class="header-title">晩秋からイグサの一年が始まる</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/Sonoda01-thumb-208xauto-359.jpg" alt="Sonoda01.jpg"/><br />一つひとつ人の手でイグサの株を切り分け、ポットに植えていく<br />Photo：園田聖 （ブログ「畳のココロ」2005年10月9日より）</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/Sonoda02-thumb-208xauto-360.jpg" alt="Sonoda02.jpg"/><br />イグサの植え付け風景
Photo：園田聖　（ブログ「畳のココロ」2010年11月22日より）</p></div><div class="wysiwyg"><p>熊本県南部に広がる八代平野。もともと海だった場所を干拓して誕生した土地と球磨川の豊富な水源に恵まれたこの場所で、イグサは500年以上も前の江戸時代から栽培されてきた。イグサの栽培は稲作と似ているようで違う。稲よりもずっと手が掛かる作物なのだ。イグサ農家では、家族みんなで助け合いながらイグサの成長を見守っている。その様子を今回は紹介したい。</p>
<p>イグサ栽培は9月下旬から本格的に始まる。TATAMO! の畳表を生産している園田聖さんの場合、ポット育苗式栽培を採用しているため、この頃から家族一丸、ときには近所の方も一緒にイグサ苗の株をハサミで切り分けてポットに植えていく。この作業は約3週間、毎朝6時半から22時半まで続けられる。<br />
園田さんがポット育苗式栽培を行っているのには理由がある。通常、成長したイグサの断面は楕円形のものが多いが、ポット栽培を行うことによって断面が丸く育つそうだ。断面の丸いイグサで織ると厚みが増し、よりクッション性に優れた畳表が完成する。そういった園田さんのこだわりが生命力の溢れる「熊本天一表」を生み出しているひとつの要因なのだろう。</p>

<p>11月下旬、いよいよイグサの植え付けが始まる。約30センチほどに成長したイグサ苗を植えやすいように15センチほどに切りそろえる。伸びた根も切って、植え付け用の機械（園田家では稲作絵兼用の機械を使用）にセットし、水を張ったイグサ田に植えていく。気温10℃前後の寒さのなか、家族総出で植え付け作業が行われるのだが、その昔、今より寒さが厳しかった時代には薄氷の張った水田に手でイグサ苗を植えることもあったそうだ。そのお話からもイグサ農家の苦労がうかがえる。<br />
そして、1月に入ると今度はイグサ田の水を抜く。ここから3月まではイグサの成長を地下へうながし、太くて強い根をつくる期間になるのだ。</p></div></div></div><h2 id="section2"class="header-title">春の訪れとイグサの成長</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/Sonoda03-thumb-208xauto-361.jpg" alt="Sonoda03.jpg"/><br />一方が100メートル以上あるイグサ田に等間隔に杭木を立てる。この後、イグサの成長に合わせて網を張っていく<br />Photo：園田聖　（ブログ「畳のココロ」2005年10月11日より）</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/Sonoda04-thumb-208xauto-362.jpg" alt="Sonoda04.jpg"/><br />日光と熱風による被害を防ぐために外周にネットを張る<br />
Photo：園田聖　（ブログ「畳のココロ」2009年5月14日より）</p></div><div class="wysiwyg"><p>春を迎えるとイグサ農家は一気に慌ただしくなる。まず、4月中旬からイグサの先端を切りそろえる「先刈り」を行う。この作業によっていったんイグサの生育を止めるのだ。それによってイグサは危機感を覚え、子孫を残そうと新たな芽を出す。この新芽がその年の一番良い品質の畳表となる 。<br />
その後、イグサの倒伏を防ぐためにイグサ田に網を張っていく。まずは支柱となる杭木と鋼管の打ち込みを行う。100メートルはあるイグサ田に、何百本という杭木を園田さん夫婦が２〜３時間かけて立て、その後に打ちこむという力仕事を同様の時間をかけて行う。<br />
これが終わるとこの杭木に網を張っていく。イグサをバランスよく収めながら一日がかりで行う。イグサの成長に合わせて網の高さを調整しなくてはいけないため、「網上げ」と呼ばれるこの作業は刈り取り直前まで続く。<br />
さらに刈り取りの40日前（5月下旬）になると、イグサ田の外周にネットを張っていく。これは太陽光やアスファルトの熱からくる熱風によって外側のイグサが赤く焼けてしまうのを防止するために行うそうだ。<br />
こうした作業を繰り返すことによって、イグサ田に適度な風が通り、まんべんなく日光が当たるようになり、長くてしなやかなイグサに育つのだ。</p>


<p>この作業に並行して、先刈り後からは肥料の散布が始まり、さらに4月までは除草剤、4月から5月の間はイグサの新芽を食べてしまうイグサシンムシガに対する殺虫剤の散布もある（園田家では減農薬栽培を実践しているため、国が定める登録農薬を使用して散布回数も少ない）。<br />
しかも、これらの作業は晴れた日しか行えないため、天候の変化を読みながら慎重に計画していかなくてはならないのだ。</p></div></div><h2 id="section3"class="header-title">刈り取りは日差しとの闘い</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/_MG_8855-thumb-208xauto-364.jpg" alt="_MG_8855.jpg"/><br />刈り入れ直前、イグサ田に張っている網を外していく</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/_MG_9043-thumb-208xauto-365.jpg" alt="_MG_9043.jpg"/><br />青々としたイグサの海原。波を打つイグサを根元からていねいに刈り取っていく</p></div><div class="wysiwyg"><p>6月下旬、いよいよイグサの刈り取りが始まる。この作業は品種やイグサの成長に合わせて7月半ばまで続く。<br />
まずはイグサ田に張りめぐらされた網と杭木を外してから、イグサ田に刈り取り用の機械を入れる。その風景は一見すると稲刈りにもよく似ているが、稲刈りとちがうのイグサの場合は根元から先端までが大切な素材。そのため稲刈りよりもゆっくりとていねいに刈り取る必要がある。<br />
また、強い日差しと暑さはイグサにダメージを与えてしまうので、作業できる時間帯も限られてしまう。朝は4時から始まり日差しが強い時間帯はいったん中断。夕方5時から日が暮れるまで行うのだ。<br />
この間は畳表を織る作業も停止して、刈り取りに集中する。イグサ農家にとって一年で最も忙しい時期となる。<br />
こうして収穫されたイグサは、泥染めや釜入れ、乾燥といった工程を経て倉庫に運ばれる。<br />
イグサたちは倉庫の中で小さく呼吸をしながら眠り、畳表となる日を待つのだ。</p></div></div><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/12/_MG_9244-thumb-208xauto-366.jpg" alt="_MG_9244.jpg"/><br />子、父、祖父…。刈り取りはイグサ農家にとって大切な行事となる</p></div><div class="wysiwyg"></div></div>]]>
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    <title>Vol.4生産者もデザイナーも消費者も一緒にTATAMO!</title>
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    <published>2010-10-21T10:55:00Z</published>
    <updated>2010-12-02T01:46:57Z</updated>
    <summary>クリエイターのための共同オフィスCo-labの企画運営や日本料理店の総合プロデュース、これまで数々のプロジェクトのプロデュースをてがけてきたTATAMO! クリエイティブディレクターの田中陽明さんにTATAMO! が目指す姿について話を聞いた。</summary>
    <author>
        <name>Tatamo</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tatamo.jp/knowledge/">
        
        <![CDATA[<h2 id="section1"class="header-title">ひとつの出会いから芽生えたTATAMO! の種</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/tanaka02-thumb-208xauto-328.jpg" alt="tanaka02.jpg"/><br />TATAMO! クリエイティブディレクターを務める春蒔プロジェクト（株）の田中陽明さん</p></div><div class="wysiwyg"><p>TATAMO! の始まりは2007年にとある講演会に田中さんがゲストとして招かれたことがきっかけだった。その講演に参加していた百瀬畳店の百瀬和幸さんが田中さんに話しかけたのだ。</p>

<p>「知人の経営コンサルタントから依頼された講演を通じて、百瀬さんと知り合いました。百瀬さんから『時代の流れに沿った企画をとりいれていかないと、畳業界に先はない』という話を聞き、畳を使ったプロダクトのアイデアを提案したことを記憶しています」</p>

<p>その後、田中さんのアドバイスにより百瀬さんは農商工連携の助成金に申請、承認される。そうして畳を使ったデザインプロジェクトが本格的に始動していく。<br/>
プロジェクト始動の第一段階としてまずは発案者である百瀬さんとイグサ農家の園田 聖さんを交え、田中さんがヒアリングを行った。その場で現状の問題を把握をしながら、プロジェクトの根幹を固めていく。</p></div></div></div><h2 id="section2"class="header-title">この三人なら歩調を合わせてプロジェクトを実現できる</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/tanaka03-thumb-208xauto-329.jpg" alt="tanaka03.jpg"/><br />2009年7月には、熊本県八代を訪れてイグサの刈り入れを体験。田中さんはじめTATAMO! プロジェクトメンバーも園田さんのお手伝いをした</p></div><div class="wysiwyg"><p>「ヒアリングのなかで百瀬さんからイグサ農家が捨てている94センチ以下のイグサを使ったプロダクトを、園田さんが生産しているイグサを素材にして作りたい。私にはデザインで関わってほしいと言われました。プロジェクトの目的がはっきりしている分、話はスムーズでしたね。そしてなにより百瀬さんと園田さんのモチベーションが高いことが印象的でした。<br/>
お話を聞くうちにわかってきたのですが、園田さんは畳業界に対して反骨心をもって独自の活動をしている方。百瀬さんも新しいものに敏感で、もの知り。お二人の話に共感できる部分もあり、一緒に新しいことをやっていくのに歩調を合わせられるタイプだと直感しました。<br/>
そして百瀬さんのお話を聞くうちに『これは畳だけの話じゃないな』と感じたんです。これは日本の伝統産業が抱えている共通した問題なんだと思いました。畳のデザインプロジェクトを通じて、日本の伝統文化を現代につないでいくひとつの法則づくりができたらいいなと、個人的にそう思いました」</p>

<p>三人の目的と意識がはっきりしていたことから、ヒアリング後はとんとん拍子でプロジェクトが進んでいく。通常、コンセプトを決め、サンプルをつくるまで1年から2年程度かかるものだそうだ。しかし、TATAMO! については約半年でサンプル制作までこぎ着けた。<br/>
ここまでスムーズに話が進んだのは、デザイナーも含め関係者が畳という素材を身近に感じていたことと、発案者である百瀬さん、園田さんが畳業界に対して危機感をもって取り組んでいたからではないかと田中さんは言う。さまざまな意志が相乗的に高まり、急速にこのプロジェクトのクオリティが上がっていくのを感じたそうだ。</p></div></div><h2 id="section3"class="header-title">ひとつの運動体としてTATAMO! は成長していく</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/postit-thumb-208xauto-322.jpg" alt="postit.jpg"/><br />約40点のネーミング案の中から「TATAMO!」が決定した</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/file-thumb-208xauto-323.jpg" alt="file.jpg"/><br />TATAMO! に関する企画書たち</p></div><div class="wysiwyg"><p>「プロジェクトのネーミングですが、最初は30から40くらいのアイデアをアートディレクターの南部隆一くんから提案されました。そのなかから決まったのが『TATAMO!』。これは一緒にこのプロジェクトに参加しようという呼びかけるメッセージです。ウェブサイト内容もTwitterやブログなど使ってプロジェクトの進行を追いかけ、ユーザーともコミュニケーションできるようにしました。ロゴについても伝統工芸を復活させるプロジェクトではなく、もっとグローバルな視点でやっていこうということでニュートラルなデザインにしました」</p>

<p>TATAMO! プロダクトは対象する市場を日本に限らず、広く海外へ向けている。それは百瀬さん、園田さん、田中さんともプロジェクト始動当初から共通して考えていたそうだ。</p>

<p>「すでに畳の国内需要は頭打ちで、中国産畳がシェアのほとんどを占めています。価格競争では中国に勝てないだろうし、そう考えるとデザインという付加価値をつけて販売するしかないんですよね。それならば現代のライフスタイルに合ったプロダクトをつくっていこうとなりました。<br/>
TATAMO! プロダクトが完成してエコプロダクトのカタログに掲載されて終わり…ではなく、TATAMO! floorを使ったベッドルームをショップに展示したり展示会などにも積極的に参加していく予定です。そして、TATAMO! のあるライフスタイルをみなさんに提案していきます。<br/>
今後もプロジェクトの進行状況を国内外に向けて公開していき、ひとつの運動体としてTATAMO! の成長を見守っていきたいと思っています。<br/>
今回、TATAMO! floorを島村卓実さんにデザインしてもらいましたが、こういったフローリング畳や壁材など建材としてのプロダクトは今後も島村さんにお願いしていく予定です。また、TATAMO! yogaをデザインしたリーフデザインパークには、雑貨類のデザインを依頼しています。まだアイデア段階ですが、ゴミ箱やティッシュボックス、文房具などの企画もでてきています。今度もTATAMO! から新しいデザインプロダクトがどんどん発表される予定です。<br/>
最後に、これは私の個人的な目標ですが、TATAMO! ではプロダクトができるまでの過程を公開しているので、日本の伝統工芸を復活させるプロジェクトでこの手法を活用してもらいたいと思っています。TATAMO! をベースとしたプロジェクトの進め方がフリーソースとして広まってほしいと、そう思っています」</p></div></div><div class="content-section"><div class="thumbnails"></div><div class="wysiwyg"></div></div>]]>
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    <title>Vol.03からだと心にTATAMO! yoga</title>
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    <published>2010-10-06T07:11:03Z</published>
    <updated>2010-10-13T11:49:50Z</updated>
    <summary>TATAMO!プロダクト第一弾として発売を開始した「TATAMO! yoga」。ありそうでなかった自然素材のヨガマットとしてリーフデザインパークがデザインした。シンプルながらイグサの持つ良さを肌で感じられるTATAMO! yogaはどのようにして誕生したのだろうか。</summary>
    <author>
        <name>Tatamo</name>
        
    </author>
    
    <category term="tatamoyoga" label="TATAMO! yoga" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<h2 id="section1"class="header-title">デザイナー、農家、畳店、みんなで考えるTATAMO! のかたち</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/honda-thumb-208xauto-239.jpg" alt="honda.jpg"/><br />リーフデザインパーク本多恵三郎氏</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/London Design Festival-thumb-208xauto-240.jpg" alt="London Design Festival.jpg"/><br />2010年9月に行われたLondon Design Festivalで展示したリーフデザインパークのブース
Photo by Andrew Figueira </p></div><div class="wysiwyg"><p>家具やインテリアのデザイン、アートワークを数多く手掛け、ミラノサローネなど国内外問わず数々の展示会を行ってきたリーフデザインパーク。素材そのものが持つかたちと真摯に向き合い、ていねいにデザインしてきた彼らが、日本の伝統的な素材である畳をどのようにデザインしたのだろうか。TATAMO! yoga完成までの道のりをリーフデザインパークの本多恵三郎さんに聞いた。</p>

<p>「最初にTATAMO!のクリエイティブディレクターである田中陽明さんから『イグサで何かつくらない？』と声をかけられました。畳という伝統的な素材を扱うことはデザイナーとして大変うれしかったです。畳は僕の生活の中で身近に感じてきた素材であり、和室が好きだったのでこの依頼を受けました」</p>

<p>TATAMO! プロジェクトがスタートしたかなり早い段階から本多さんもプロジェクトメンバーとして加わり、打ち合わせが行われた。その打ち合わせの場には、本多さんのほか、TATAMO! プロジェクト代表である畳店の百瀬和幸さん、イグサ農家の園田 聖さんをはじめとするプロジェクトメンバーが出席し、ともにTATAMO! らしいデザインプロダクトとは何だろうかと考え、企画を練った。<br />
こういった素材の生産者と一からプロダクトを一緒に考えるというのは本多さんにとって貴重な体験だったという。</p>

<p>「これまでメーカーの担当者と話すことはありましたが、プロダクトの素材を生産している方と一緒に打ち合わせを行うのはあまりないことで、園田さんから聞くお話すべてが新鮮で、僕自身にとって大変勉強になりました。<br />
TATAMO! プロダクトの第一弾を何にしようかとみんなで考えた時、TATAMO! には畳表という加工物がすでに素材としてあり、この素材をもとにしたプロダクトがこれからたくさん生まれる。そうなると第一弾プロダクトには耐久性が求められるものがいいだろうという話にまとまりました」</p>

<p> TATAMO! では、これまでイグサ農家が一般の畳表に使えないとして廃棄していた94センチ以下のイグサを使用している。国産イグサを使ったコンパクトな畳表のエコプロダクトということで、当初ランチョンマットやバスマットというアイデアもあったそうだ。しかし、TATAMO! のこれからを見つめた場合に、まずはTATAMO! の畳表の耐久性を試すようなものをつくり、そのデータをもとにプロダクトの幅を広げていくのが良いだろうという結論となり、ヨガマットの製作が決定した。</p></div></div></div><h2 id="section2"class="header-title">TATAMO! yogaに込められた日本伝統の所作</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/tatamo_color-thumb-208xauto-241.jpg" alt="tatamo_color.jpg"/><br />染色したイグサのサンプル</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/yoga7-5-thumb-208xauto-245.jpg" alt="yoga7-5.JPG"/><br />1：3分割したデザインパターン</p></div><div class="wysiwyg"><p>TATAMO! でヨガマットを生産・販売することが決定すると、その後は園田さんに相談しながらリーフデザインパークで畳表の織り方からカラー、パターンなどのデザインを検討していく。</p>

<p>「最初に園田さんにサンプルとして見せていただいたのがメセキ織りの畳表でした。メセキ織りは目が細かくて比較的厚い畳表ができます。立体的で陰影がはっきりする分、浮き上がってくるような印象を受けます。園田さんに畳表を見せてもらった時からメセキ織りは表情があってすごくきれいだという印象があって、この織り方でいこうというのは全員一致でしたね」</p>

<p> たしかに完成したTATAMO! yogaを見てまず驚くのは、その美しい色だ。あまり知られていないが、イグサはさまざまな色に染色できる。なかには黒や赤、黄色など、一目ではイグサと気づかないほど鮮やかな色もある。こうした20色ほどの染色したイグサのサンプルの中からTATAMO! yogaに合うカラーを慎重に検討し、最終的にデザイン2パターン、全6種類のヨガマットが完成した。</p>

<p>「染色したイグサを使ったプロダクトはありますが、これだけ発色が鮮やかなイグサのプロダクトってないんです。プロジェクトを進めていく上でこの発色の良さはTATAMO! プロダクトのキーワードになるだろうという認識がみんなに共通してありました。<br />
そのため、立体的なメセキ織りと鮮やかな色の美しさを活かす方法、とくにヘリの部分の色と素材については悩みましたね。<br />
TATAMO! yogaには1：1と1：3の比率で色を分割した2種類のデザインパターンがあるのですが、これは水平と垂直を意識してデザインしています。以前、茶道を習ったことがあるんですが、畳に対して斜めに座ることは、茶道の作法としてかなりNGらしく、茶道の所作は水平・垂直に合わせて行うことが大切だそうです。そういった日本古来の所作をTATAMO! yogaにも取り入れられたらと思ってデザインしました。<br />
あと、この比率にしたのにはもうひとつ理由があって、このマットの上でヨガを行う際に、ヨガマットの色が分かれている部分を見て、センターと体の中心だったり、頭の位置を意識したり、ポーズをする上でのひとつの目安として使ってほしいという思いもあります」
</p>
<p>
何度もリーフデザインパークはデザインについて検討と試作を繰り返した。そして、TATAMO! がもつ素材感と美しさを活かすために、ヘリの部分を3種類のリボンでふち取り、カラーバリエーションも6種類で決定。これまでにない自然素材のヨガマットが誕生した。
</p></div></div><h2 id="section3"class="header-title">畳の上で美しいからだをつくる</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/yoga_sample-thumb-208xauto-243.jpg" alt="yoga_sample.jpg"/><br />滑り止め加工のサンプルとメセキ織りのサンプル</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2010/10/yoga_woman-thumb-208xauto-244.jpg" alt="yoga_woman.jpg"/><br /></p></div><div class="wysiwyg"><p>ヨガマットは日常的にマットの上で人が運動を繰り返すもの。やはり耐久性と使い心地が重要になる。試験場で試作品の上におもりを置いて摩擦をかけるテストのほか、実際にヨガのインストラクターによるモニターテストも実施した。</p>

<p>「TATAMO! yogaがマットの形になった段階で、僕もTATAMO! yogaを使ってヨガをしたんですが、気持ちよかったですよ。<br />僕はヨガについては素人なのでもっと詳しい感想を得るために知り合いのヨガインストラクターに協力してもらい、実際にTATAMO! yogaを使って、さまざまなポーズをとりながらその使い心地を確認してもらいました。<br />
実際に使ってみた感想として、素足で畳の上を歩いているような気持ちよさがあり、イグサの香りも含めて通常のヨガよりリラクゼーション効果を感じたそうです。<br />
また、改善点としては市販のヨガマットと較べて厚みがない。フローリングの上にヨガマットを敷くので滑る感覚があるという課題も寄せられました。その意見をもとに、園田さんにお願いして畳表で実現できるギリギリの厚さに調整していただきました。<br />
TATAMO! yogaに滑り止めを接着する方法も試したのですが、自然素材を使ったプロダクトなので、なかなか良い解決策が見つからず、気になる方に向けて専用の滑り止めマットを製作しました」</p>

<p> TATAMO! で使用する園田さんが育てたイグサは、寺社にも使用される高品質なもので、一般の畳表より肉厚で生命力が強く、芳香性も高い。 やはり呼吸を大切に考えるヨガとTATAMO! の相性は良いようだ。<br />
しかし、ヨガと一言に言ってもその種類は幅広く、求められる効果もさまざま。リラクゼーション効果の高いヨガのワークアウトであれば、TATAMO! yogaのもつイグサの弾力や香り、そして息吹を堪能できるのではないだろうか。 </p>
<p>
「日本国内に限らず、海外の方々にもTATAMO! yogaを使ってほしいですね。6月にPASS THE BATON表参道ヒルズ店で行われたREBIRTH PROJECTの展覧会『Trans-i＋』では、REBIRTH PROJECTセレクトとしてTATAMO! yogaとfloorを展示しました。イグサ製品はいろいろありますが、こういったかたちのものはめずらしいようで、なかには素材が何なのかわからない人もいたようです。<br/>
これだけ斬新なプロダクトですから、ヨガマット以外の使い方があってもいいかもしれませんね」
</p>
<p>
日本に限定されていた畳の存在が普遍的な素材となり、用途に合わせて組み替えられながら世界を広げていく。世代も国も越えてTATAMO! yogaが受け入れられるのもそう遠くはないだろう。
</p></div></div><div class="content-section"><div class="thumbnails"></div><div class="wysiwyg"></div></div>]]>
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    <title>Vol.02イグサの息吹を感じるTATAMO! の畳表</title>
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    <id>tag:tatamo.sakura.ne.jp,2009:/preview/knowledge//2.3</id>
    <published>2009-12-14T16:37:07Z</published>
    <updated>2009-12-24T07:36:51Z</updated>
    <summary>TATAMO! で使用する畳表はイグサの生産日本一である熊本県八代市で栽培されている。農家の園田聖さん一家がていねいに育てた純国産のイグサだ。今回は園田さんの工夫とこだわりのつまったイグサと畳表について紹介したい。</summary>
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        <name>Tatamo</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<h2 id="section1"class="header-title">畳と一緒に暮らす、イグサから伝わる生命力</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/01-thumb-208xauto-8.jpg" alt="01.JPG"/><br />熊本県八代市にある園田聖さんのイグサ田</p></div><div class="wysiwyg"><p>イグサの生産量日本一である熊本県八代市。江戸時代に干拓されたという八代平野には、球磨川の水の恵みにより今も豊かな田園風景が広がっている。<br />
TATAMO! で販売するプロダクトはすべて、熊本県からエコファーマー認定を受けたイグサ農家の園田聖さんがつくる畳表を使用している。</p>

<p>実は園田さんが栽培するイグサの品種は少し変わっている。 <br />
現在、市場で主流となっているのは「ひのみどり」という細い種類のイグサで、これを織ると繊細で美しい畳表ができる。しかし、その細さゆえに畳表が薄くなってしまうというマイナス点もある。</p>

<p>そこで園田さんは、太くて粒の大きな「夕凪」という品種を主に育てているのだ。このイグサを使って畳表を織ると肉厚でがっしりとしたものができる。<br />
この太さの違いをたとえるなら、ひのみどりはそうめんで夕凪は蕎麦といったところだろうか。</p>

<p>夕凪の畳表をぐっと踏みしめると反発するような弾力があり、確かなイグサの存在を感じる。</p>

<p>「僕が夕凪を栽培する理由は、生命力の強さは消費者にも還元できると思っているからです。 生命力の強いものをつくって、その畳を敷いた部屋で生活すれば、住んでいる人はイグサから生きる元気をもらえるんじゃないかと考えています。今年は新たに雨にも雪にも負けない、強い生命力をもつ『ひのはるか』という品種も栽培してみたので、畳表の完成が楽しみです」</p></div></div></div><h2 id="section2"class="header-title">きちんと裏付けされた減農薬栽培</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/022-thumb-208xauto-68.jpg" alt="022.jpg"/><br />熊本県八代市にある園田聖さんのイグサ田</p></div><div class="wysiwyg"><p>イグサは一般的に11月中旬頃に苗を植え、6月下旬頃に刈りはじめる。その間に除草剤と殺虫剤を散布することになるが、園田さんは決められた登録農薬を、国や県が定めた基準より回数を減らして散布する減農薬栽培を行っている。</p>

<p>除草剤の散布は5月上旬に終わる。もともと散布回数も減らしている上に、刈り取りまで2カ月から3カ月近くもスパンがあるので、除草剤の人体に及ぼす影響はそれほど問題ないと園田さんは考える。殺虫剤については収穫の1カ月前までに散布を終える。<br />
それでも質の良いイグサを生産できるのは、科学的根拠と日々の計測のもと、確実な効果を生むよう計画を立てているからだ。</p>

<p>「昔、暑い日にマスクもせず殺虫剤を散布したことがあるんですが、意識がもうろうとして、実はその日、一時間ほど記憶がないんです。そして一日中気持ち悪かった。マスクをしないで作業した僕が悪いんだけど」と園田さんは話す。<br />
その体験を通して殺虫剤が人体に及ぼす危険性について考えるようになったそうだ。<br />
農薬が人体に及ぼす害というのは畳の上で生活する消費者はもちろん、生産者にとっても重大な問題となる。</p>

<p>そのために園田さんは農協へ通いつめ、積算気温と害虫の成育周期の関係や、害虫の成長段階に合った農薬の種類について勉強を重ねた。そこからきちんと計測した上で適期に適薬を適量散布すれば大丈夫だという確信を得たのだ。</p></div></div><h2 id="section3"class="header-title">赤ちゃんにもやさしい安全性</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/03-thumb-208xauto-10.jpg" alt="03.JPG"/><br />今年7月の刈り取り時期の風景</p></div><div class="wysiwyg"><p>園田さんは毎年、検査機関でイグサの残留農薬検査を受けている。100以上のチェック項目のある厳しい検査でも、これまで農薬は検出されたことはない。つまり、赤ちゃんがなめても安全だということだ。</p>

<p>安全性だけではない。 熊本のイグサ農家によって行われている畳表の摩耗調査でも毎回、好成績を記録している。カットした畳表を紙ヤスリでこすり、変化した厚さを計測する試験を行うのだが、一般的な畳表が0.35ミリ摩耗するなか、園田さんが所属する北出親畳会は0.02ミリという記録を残している。<br />
「僕たちの畳表は国内最強だと自負しています」と園田さんは話す。</p></div></div><h2 id="section4"class="header-title">自然に帰り、循環する畳表</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/04JPG-thumb-208xauto-11.jpg" alt="04JPG.JPG"/><br />泥染めの様子。5秒ほど泥水につけることでイグサの色沢を落ち着かせ、織る時にほどよい摩擦を生む</p></div><div class="wysiwyg"><p>イグサ農家では一般的に端材などはイグサ田に捨てたり、焼却処分したりしている。なぜなら、使用している素材がすべて天然素材であるため、捨てた端材は自然に帰り、肥料となって循環していくからだ。</p>

<p>畳表の生産過程を説明すると、収穫したイグサは一度、泥染めをする。そして乾燥させてから専用の織機で織ることで畳表ができる。日本に流通している畳表の80%は中国産で、その多くが除草剤や殺虫剤のほかに着色剤も使用していると言われている。<br />
園田さんは昔から続く手法のままに、着色剤を使用せず、天然の泥を使って泥染めをしている。<br />
さらに織機で使用する経糸（たていと）も麻と純綿（一部使用していない製品もある）を使用しているため、月日が経てば畳表は自然に帰っていく。</p>

<p>一般的に畳というのは、きちんと手入れして使用すれば10年から20年近くもつと言う。<br />
TATAMO! ではこれから新しいデザインプロダクトとともに、イグサと一緒に暮らす生活を提案していきたいと思う。</p></div></div>]]>
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    <title>Vol.01国産畳のデザインプロジェクトTATAMO! はじまる</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tatamo.jp/knowledge/2009/12/tatamo.html" />
    <id>tag:tatamo.sakura.ne.jp,2009:/preview/knowledge//2.2</id>
    <published>2009-12-14T16:24:36Z</published>
    <updated>2010-12-02T03:06:56Z</updated>
    <summary>日本建築でなくてはならない素材、畳。TATAMO!では、多様化する現代のライフスタイルに合ったしなやかで柔軟な新しい畳プロダクトを提案していく。「みんなで畳もう！」の合い言葉のもと、スタートしたこのプロジェクト。その計画についてTATAMO!の発起人である百瀬和幸さんに話を聞いた。</summary>
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        <name>Tatamo</name>
        
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        <![CDATA[<h2 id="section1"class="header-title">イグサ農家と畳店とデザイナーでつくるTATAMO! </h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/tf01-thumb-208xauto-52.jpg" alt="tf01.jpg"/><br />フローリングサイズの床材とウォールパネル「TATAMO! floor」（デザイン：島村卓実 / Qurz）</p><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/ty01-thumb-208xauto-53.jpg" alt="ty01.jpg"/><br />エクササイズ用マット「TATAMO! yoga」（デザイン：リーフデザインパーク）</p></div><div class="wysiwyg"><p>国産の畳素材を使用したデザインプロダクトの開発、販売を行うプロジェクト「TATAMO!」がはじまる。TATAMO!  は、これまで長さが足りないという理由で焼却処分されていた畳の原料であるイグサを使って、イグサ農家と畳店、そしてデザイナーが連携して新しい畳素材のデザインプロダクトを生みだしていく。<br />現在はフローリング材やウォールパネルとして使える「TATAMO! floor」とエクササイズ用マット「TATAMO! yoga」の販売に向けて準備を進めているところだ。</p>

<p>今回、TATAMO!  プロジェクトについて代表である百瀬和幸さんにお話を聞いた。</p>

<p>「TATAMO!  は畳の可能性をどんどん広げていくプロジェクトです。今まで畳はこういうものだっていう固定概念がありました。その一番大きな原因はサイズだったと僕は思うんです。TATAMO!  では、それを崩した。これからデザイナーさんの力を借りてさまざまなTATAMO!  プロダクトが生まれる予定です。<br />壊しちゃってよかったのか？っていう気持ちもあるけれど、もともと捨てられていたイグサを使っているので、それを使って楽しむっていうのはありじゃないかなと、そう思ってます」</p>

<p>日本人でありながら意外と畳については知らないことも多いことだろう。畳というのはイグサを編んだ畳表（たたみおもて）をワラやポリエチレンフォームでできた畳床（たたみどこ）にかぶせ、鮮やかな畳べりで畳のふちを固定して縫いつける。「畳の表替え」というのは、つまり畳表を交換するということだ。そして、畳表の多くは生産者であるイグサ農家が専用の織機を使って生産している。</p>

<p>しかし、畳には定型のサイズ（176センチ × 88センチ / 関東間）があるため、イグサ農家では畳表を織るのにふさわしくない94センチ以下のイグサを処分しているという。<br />この事実はTATAMO!  の基点となっている。</p></div></div></div><h2 id="section2"class="header-title">処分される94センチ以下のイグサ</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/_MG_8697-thumb-208xauto-5.jpg" alt="_MG_8697.JPG"/><br />2009年6月熊本県八代市。イグサの収穫を手伝う百瀬さん（左）とイグサ農家の園田さん（右）</p></div><div class="wysiwyg"><p>TATAMO!  では減農薬栽培でエコファーマー認定を受けた熊本県八代市のイグサ農家園田聖さんが生産・製作した国産畳表を使用している。<br />
百瀬さんは6年前にイグサ産地の見学会を通じて園田さんと知り合い、意気投合したそうだ。その後、畳表製作を体験した時のできごとが強く印象に残ったらしい。</p>

<p>「園田さんと親しくなるなかでイグサの収穫や畳表を織ることなど、普通の畳屋では体験できないことをさせてもらいました。<br />
ある日、畳表づくりを手伝っていると園田さんがトラックいっぱいにイグサを積んでこれから焼いてくるって言うんです。『そんなに焼いちゃうの？』と驚きました。その時に、94センチ以下のイグサを処分しているということを知ったんです。<br />
畳屋でもこのことを知らない人は多いと思います」</p>

<p>市場規模でみると国産のイグサを使ったの畳表というのは、全国シェアの約20%程度。市場の中心は安い中国産が占めている。その上、イグサ生産量の25%以上は94センチに満たないという理由で処分されている。このことは以前からイグサ農家の間で問題視されていたそうだ。</p></div></div><h2 id="section3"class="header-title">TATAMO!プロジェクト始動する</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/IMG_1090-thumb-208xauto-6.jpg" alt="IMG_1090.JPG"/><br />長野県松本市で85年続く百瀬畳店を営む百瀬和幸さん</p></div><div class="wysiwyg"><p>その後、百瀬さんは松本市で参加したセミナーでその時の体験を思い出す。</p>

<p>「農商工連携のセミナーにたまたま参加したんです。そのなかで未利用のものを扱う計画が好まれると聞いて、その瞬間に焼却処分されていたイグサのことを思い出したんです。このことを園田さんに相談したら『おもしろい、やろう』と言ってくれた」</p>

<p>こうして農林漁業者と商工業者が協力して新商品や新サービスの開発などを行うのを支援する、経済産業省と農林水産省が進める施策「農商工連携」に申請することになった。<br />
さらに百瀬さんはもう一人、知人の紹介で知り合ったという春蒔プロジェクト（株）代表取締役兼クリエイティブディレクターの田中陽明さんに会いにいく。</p>

<p>「最初は小さくて組み合わせは自由で模様もつくれるという小さな畳をつくろうと考えていて、それをうまく表現するためにはデザイン力しかないなって思ってました。そのジョイント部分のデザインについて田中さんに相談するつもりだったんですが、田中さんと話すうちに自然とブランディングをお願いしようという流れになりました」</p>

<p>こうして田中さんがプロジェクト全体のクリエイティブディレクションを担当することとなった。</p></div></div><h2 id="section4"class="header-title">安全・高品質な国産畳表にふれてほしい</h2><div class="content-section"><div class="thumbnails"><p><img src="http://www.tatamo.jp/knowledge/assets_c/2009/12/null-thumb-208xauto-54.jpg" alt="null.jpg"/><br /></p></div><div class="wysiwyg"><p>畳離れは若い世代だけでなく、段差をなくしてバリアフリーに、寝室にベッドを置くためにと、高齢者の間でも広がっているという。百瀬さんに畳店経営者として考える畳の良さについて聞いてみた。</p>

<p>「天然素材ならではの肌にふれた感触や香りなどが畳のすばらしさだと思います。イグサ独特の肌ざわりは何ものにも替えられないもの。<br />
だからこのプロジェクトを進めていくには、園田さんの素材がなにより大切。僕はそう思ってます。<br />
園田さんのつくる畳表はツヤがちがう。イグサが輝いてますね」</p>

<p>畳店を経営している百瀬さんをうならせるほどの畳表。TATAMO!  では、その国産畳表をふんだんに使用していく。</p>

<p>「僕が畳屋をやっていて一番悲しいのが、畳がスレたり傷んできたからしょうがなく替えるという依頼です。そうじゃなくて自らこうありたいと思って畳を替えてほしい。<br />
たとえば、TATAMO! yoga購入者がTATAMO! yogaを使ううちに畳を身近に感じるようになる。そして、少しずつ日常生活にTATAMO!プロダクトが増えて、畳に対する意識が変わっていく。そういうきっかけにTATAMO!  がなってくれればいいなと思っています」</p></div></div>]]>
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