TATAMO!ブログ |アーカイブ|2010年07月

2010.07.31TATAMO!世界征服!?

岡田斗司夫さんの「世界征服は可能か?」という本を読みました。

とても面白い本ですw

岡田さんは「世界征服」とは人々から平和な生活を奪う行為、

現状の価値観や秩序の基準を破壊すること、と言っています。

「悪」ですよねー。

でも岡田さんの「悪」の捉え方がホント素晴らしいw

是非読んでみてください。

さて、TATAMO!は世界征服を目指すのか。

うーーん、わかりませんww

「悪」とは時代によって変わる。その時代に信じられている

価値観に反対することが「悪」の定義だという

岡田さんの言葉に賛同します。

ですから、しばらく「チョイ悪」でいこうと思います。

はぁーい!

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2010.07.22日常の生活の中から

先日、またまた相模女子大学短期大学部

生活デザイン学科に伺いました。

畳のデザインアイデアもだいぶブラッシュアップされてきました。

学生さんたちのデザインアイデアは日常の生活の中から

生まれてくるようです。

楽しい畳の用途提案ができそうです。

おたのしみに!

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2010.07.20「飽きる」という思惟が変革を起こす。

昨年の夏頃、哲学者の内山節さんの講演を聴いた。

講演のなかで

「人間たちはどんな時に社会を変えようとするのだろうか。

その要因として一番大きなものは、飽きるということではないか。

この飽きるという思惟と社会の矛盾がつながった時、

社会変革は起こる。」と仰っていた。

私は単純なので、社会変革は荷が重いが

畳の変革なら起こせるかも。

「飽きる」という資質だけは持ってるしw と思ってしまったww

さて、あとは矛盾を追及するべし!

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2010.07.19「表現したい」のだと思います

TATAMO!の特徴のひとつが「色」です。

黒、ピンク、紺など結構濃い色を使っています。

実は自然素材の良さを残しつつ

天然のイグサに着色するのはとても大変なことです。

正直、これからも技術の向上を図っていかなくてはなりません。

ところで、なぜTATAMO!はそんなに「色」にこだわるのでしょうか。

うーん、なぜでしょうw

たぶん「表現したい」のだと思います。

「楽しさ」とか「カッコよさ」を自ら表現したくなったのではと・・・。

私の想像だとデザイナーは畳の気持ちがわかるようですw

私の方が畳との付き合い長いのになあ。

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2010.07.14エポケー

エポケーとはフッサールが使った用語で「カッコに入れること」、

自分の持っている価値観でそれを判断せず、とりあえず判断を保留して様子を見ることです。

私は基本的にこれが苦手ですw なかなかできません。

すぐ自分の価値観で判断してしまいます。

でもTATAMO!に関しては比較的エポケーしたつもりです。

たぶん生産農家さん、デザイナーさんと共に

プロジェクトを進めてきたからでしょう。

そういう意味でもTATAMO!はとても面白い試みだと思っています。

TATAMO!はカッコの中に入って世に出るタイミングを自ら探っているようですw

やれやれ

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2010.07.12TATAMO!という生命体!?

私は畳店の3代目です。

ですから多少なりとも畳に関する遺伝子が

体の中に埋め込まれていると思うのですw

職人系のお仕事の方はそう思ってる人

結構いるんじゃないかなぁ。

1Q84に登場するマダムは「人間は遺伝子にとってただの乗り物」

と言っていましたし・・・。

最近、TATAMO!は生命体では!?と思うことしばしば。

かなり振り回されています。はい。

自分たちで作り上げてきたと思っていましたが

実は私はTATAMO!の遺伝子のただの運び屋の可能性がありますw

まあ、まだ1歳にもならない赤ちゃんですから

その生命力を信じましょう。

運び屋でも何でもやりますよ!

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2010.07.11「和」のイメージがない!

TATAMO!のプロダクトは「和」とか「和風」という

イメージがないと思いませんか。

これはTATAMO!を立ち上げた時、

「畳に付随する既成概念を壊していこう」と

メンバーみんなで決めたからです。

でも正直、畳ですから少しは「和」の雰囲気が漂う

和モダン、ネオジャパネスク系になると思っていました。

それが見事に今のところ感じられませんw

畳の持つ「和」のイメージを抑えつつ、

「畳む」という畳の概念を守るのが今のTATAMO!でしょうか。

それが徹底できているのはデザイナーの実力でしょう。

一般の畳については頑張っている同士がいっぱいいます。

和モダン、ネオジャパネスク系の商品も近年多く見られます。

そこでTATAMO!は新しい畳の領域にポジショニングしました。

かなりエッジの領域なので心配ですが

やりがいはありまーすw

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2010.07.10メンズノンノ8月号に掲載されました。

9日発売のメンズノンノ8月号に

6月24日まで表参道ヒルズpass the baton内のギャラリーにて

開催されたリバースプロジェクト『Trans-i+(トランスイット)』展の

レポートが掲載されました。

TATAMO!も載せて頂きました。

リバースプロジェクト代表の伊勢谷さんに贈る

pass the batonの遠山さんの言葉。

「誰かがやりだすこと。時間も手間もかかるし、

批判だってやっかみだってあるだろう。

・・・宙に舞ったブーケが、伊勢谷氏の手にフワリと落ちた。

それは、それができる者の下にしか降ってこない。・・・」

が印象的です。

ぜひご覧ください。

http://www.mensnonno.jp/

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2010.07.06時間が検証する

「考える人」村上春樹ロングインタビューを

(さーっと)読んだ。かなり面白い。

中でも気になったひとつが

「小説にとっていちばん大事なのは、時間によって検証されることです」

という言葉です。

文中から察すると、村上春樹さんは

「オリジナルであること」「普遍的であること」を

重要視しているようだ。

畳には長い歴史があります。

だからオリジナリティと普遍性を持っているはずです。

TATAMO!もココは壊さず守っていきたいところです。

さて、畳にとって

「オリジナルであること」「普遍的であること」とは

どの部分でしょうか。

慎重に考えていかなければ、

時間によって検証されてしまいます。

正直コワイです。

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2010.07.04空いたスペースを探せ!

サッカーワールドカップを見ていたら

突然空いたスペースに一人の選手が走りこんできた。

次の瞬間、画面の端からボールが出てきて

シュートが決まった。

サッカーど素人の私でも美しいと思いました。

空いたスペースなんてあのレベルではそうはないだろう。

それを見逃さず走りこむ人、それに反応してパスを出す人。

閉塞感を打ち破るにはやはり空いたスペースを見つけるか

新しいスペースを作りだす必要があります。

TATAMO!では今まで未利用だった短いイグサを使うという

空いたスペースを見つけました。

またデザイナーさんにとっては畳というあまりデザインと関係なかった

スペースを見つけたわけですw

さてさてココに絶妙なパスは通るでしょうかww

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2010.07.03畳の短所

コインに表裏があるように

どんなものにも長所と短所があります。

この時期、畳のクレームといえば

「カビ」です。

カビの問題は非常に厄介です。

風通しなどどんなに注意していても

カビが発生してしまうケースもあります。

キレイに処置できる場合もありますが、できない場合もあります。

目の前でショックを受けているお客さんを見ると

とても切なくなります。

「自然素材だから」とか床下環境、住まい方など原因を

説明しても無力感を感じます。

畳の日焼けの問題もそうです。

「たった1ヶ月でもう色が変わってしまって残念」と

言われたことも何回かあります。

「カビ」「日焼け」の問題は

畳の自然素材ならではの短所です。

自分自身の短所のように扱い方は難しい。

まずは自分の中で折り合いをつけないといけないですね。

それがーw

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2010.07.02結界を張ろうw

7月に入りました。

夏ですね。

夏は畳が重宝されます。

やっぱりイグサのサラッとした肌触りが気持ちいいんでしょう。

お部屋にTATAMO! yogaを一枚敷いたり、

TATAMO! floorを数枚並べてみると

そこはもう暑い夏を快適に過ごせる異空間。

仏教用語で「結界」という言葉がありますが

昔から日本人は異空間を作り出す文化を持っています。

TATAMO!も日本文化の一員としてがんばりまーす!

でも早く発売しないと夏のビジネスチャンスを逃しちゃう(汗)

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