TATAMO!ブログ |アーカイブ|2012年01月

2012.01.30イグサの第六次産業

最近、「第六次産業」という言葉をよく耳にします。
畳業界でいえば
イグサ栽培(第一次産業)×畳など製造(第二次産業)×販売、流通(第三次産業)
になります。

この言葉は第一次産業側からの視点で使われているような気がします。
第一次産業を守ることを一番に考えると当然ですがw
是非多くの方にチャレンジして頂きたいと思います。

しかし、逆の視点で見ることも必要です。
販売、流通(第三次産業)から見ると、畳など製造(第二次産業)はどうなのか。
販売、流通(第三次産業)から見ると、イグサ栽培(第一次産業)はどうなのか。
実際はこのように考えると、第一次産業、第二次産業に
大きな変化を強いるようになるはずです。

今まで自分がしてきたこと以外に新しいことを始めることは
比較的簡単だと思います。(実際には難しいですがw)
しかし、今まで自分がしてきたことを変えるのはとても難しいでしょう。

両方の視点でイグサの第六次産業を築き上げる必要があると思います。

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2012.01.25ニーチェのように

ニーチェは「神は死んだ」と言いました。
私もニーチェのように「畳は死んだ」と言いたいw
ビニール畳を受け入れた時点で畳は一回死んだのだ!
と、私がニーチェのように叫んでも、だーれも振り向きません(>_<)
しょうがないですねww

よくよく考えてみると、
私が好きなのは畳ではなく、畳の原料であるイグサなのかもしれません。
畳の良し悪しはイグサで決まります。
それが分かったので7年前、私はイグサ栽培の本場、九州熊本へ行きました。
そこでイグサの魅力にとりつかれましたw

それ以来、私の畳の定義にはイグサは欠かせません。
ビニールでは畳ではないのです。
しかし、そんなことを言っている畳屋さんは他にはいません。

ニーチェは「愛せないなら通り過ぎよ」とも言っています。
私はしばらく「畳」という言葉にはこだわらず
「イグサ」という言葉にこだわっていこうと思います。
ま、やることは何もかわりませんがww

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2012.01.21TATAMO! は自然からの贈りもの

TATAMO! は自然からの贈りものです。
本当は「畳は自然からの贈りもの」と言いたいところですが、
今の畳はビニールのものもあるので、あえて「TATAMO! は」と言わせて頂きますw

TATAMO! の商品は熊本産のイグサで出来ています。
TATAMO! を敷きつめると、そこは居住空間の中の公園のようなものw
自然の中と同じように、寝そべったり、読書をしたり、心地よい時間を過ごせます。
一番身近な公園、それがTATAMO! の空間なのです(言い過ぎましたw)
まさに自然からの贈りものです。

内田樹さんの言葉を借りると、贈りものには、返礼義務があるそうです。
そう言われれば、私たちは贈りものを頂いたときは、お返しする習慣がありますね。

私も自然素材を扱っている以上、自然に対して返礼義務があります。
そのことを踏まえてTATAMO! として活動していきたいと思います。

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